文系醫學生の記録

北海道大學醫學科學生井上大輔が書いてゐます.

タンパク質と蛋白質と

日本語の術語のうち元来漢字表記していたものは漢字で書くべき、カタカナに直すべきではない、というのが私の立場である。が、自分の考えにあえて自分で反論してみることも大切であろう。

タンパク質は、漢字では蛋白質である。「蛋」は卵と同義である。よって「蛋白質」とは「卵白質」と言っているのに等しい。最初に見出された蛋白質が卵白の albumin だったことに由来する。

しかし今日では蛋白質は albumin のほかにも多数見出されており、卵との関連はごくわずかである。こうなると、「蛋白」は蛋白質の本質とはほぼ関連がなく、もはや余計な知識と言えるかもしれない。それならば、「蛋」のことはすっかり忘れて、「タンパクシツ」ないし「タンパク質」という物質なのだと思って扱うべきかもしれない。

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