文系醫學生の記録

北海道大學醫學科學生井上大輔が書いてゐます.

解剖学ラテン語講座 形容詞の比較級 (1) 規則変化

形容詞の語幹に -ior をつけると比較級になる。この場合語幹とは男性単数属格形から格語尾を除いた部分のことである。

ただし、英語と同様、-ior をつけるのではなく不規則変化によって比較級を作る形容詞が存在する。

longus, -i → longior

brevis, -is → brevior

bonus, -i → melior

malus, -i → pejor

曲用

できあがった比較級の形容詞も、やはり被修飾語の性・数・格に応じて曲用する。例えば longior の曲用は

- 単数主格 単数属格 複数主格 複数属格
男性・女性 longior longioris longiores longiorum
中性 longius longioris longiora longiorum

となる。ここで、longior を語幹と見なして語尾だけを書くと、

- 単数主格 単数属格 複数主格 複数属格
男性・女性 - -is -es -um
中性 - -is -a -um

となる。単数主格だけ特殊で、他は第3曲用子音幹に従うのである。これは比較級の形容詞全てに当てはまる。不規則変化形容詞でもそうである。他の例をいくつか載せる。

- 単数主格 単数属格 複数主格 複数属格
男性・女性 brevior brevioris breviores breviorum
中性 brevius brevioris breviora breviorum
- 単数主格 単数属格 複数主格 複数属格
男性・女性 melior melioris meliores meliorum
中性 melius melioris meliora meliorum