文系醫學生の記録

北海道大學醫學科學生井上大輔が書いてゐます.

某准教授に罵倒された話

1 年くらい前,他校の某准教授としゃべった.私が医学科の教育のやり方について意見を述べたら,某准教授とは違う意見だった.結果,初対面で「お前」呼ばわりされ「大学から出て行け.専門学校に入り直せ」と言われた後,人格と経歴を攻撃する罵倒を 2 時間ほど受けた.罵倒の間を縫って,経歴やこれまで積んだ学問についていくつか質問を受けた.答えようとしても,一言言っただけで遮られた.私が「現在の医療は……」と言えば「医者になってから考えろ」と,私が「例えば……」と言えば「例え話はやめろ」と,といった具合だった.これを乗り越えて最後まで答えた場合も,「ふーん」「で?」「だから何?」と言われることがほとんどだった.

なかでも印象に残った問答を挙げよう.私は大阪大学人間科学部を卒業している.この学部は,他の旧帝国大学で言う教育学部に相当する.だから私はいつも自分の出身を「教育学部」と言うことにしている.そちらの方が通りが良いからだ.このときもそうした.某准教授は,私がこれまで何回か専攻を変えたことが気に入らなかったようで,ここを攻撃してきた.

某准教授「お前は教師になりたいと思って教育学部に入ったんだろうが」

私「違います」

某准教授「少なくとも教育者にはなろうと思ったんだろうが」

私「それも違います」

某准教授「テメエみたいな何でもかんでも『違う』って言う奴とは話が成り立たねえんだよ! 理論物理の討議でも,最小限の前提は残して議論するもんだ!」(席を立とうとする)

という問答だった.知っている人は知っているだろうが,旧帝国大学教育学部は,教員を養成するところでもないし,教育者を養成するところでもない.だから,この某准教授の問いには,「違う」という答がデフォルトだ.これは日本の社会制度としてそうなのだから,理論物理の討議などは関係ないことである.

この後驚いたことがある.某准教授は,福島の被災地で市民に放射線の基礎的知識を教える活動をしている.この運動で某准教授に接した人は,ネットで見る限り,ほとんどみな某准教授を聖人のごとく称えているのだ.なんと 2 ちゃんに某准教授の話題の専用のスレッドまであり, 1 から 1000 までほとんどが絶讃であふれている.某准教授は場所や相手によってきれいに態度を使い分けているのだろう.恐ろしいことだ.

なお,某准教授は,「××組からスカウトされた」「いまでも××組から話が来る」「××組などはなしにならないような裏社会のボスと話ができる」と得意気に話していた.不適切である.

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