文系醫學生の記録

北海道大學醫學科學生井上大輔が書いてゐます.

今日から Ieremius

医学用語に,人名から取ったものが多くみられる.川崎病とか, Kernig 徴候 とか, Langerhans 島とか, Sjögren 症候群とか.記憶するのがしんどい.ケルニヒが Kernig だったか Kernich だったか悩むのは,人生の無駄遣いとしか思えない.このへんの感覚は人によるだろうけど.自然科学に携る人は,皆ラテン語で名を持っていただきたい.

そう思うならばまず自分から,ということで,今日から私はラテン語で Ieremius と名乗ることにした.これを見て英語の得意な人は Jeremy ないし Jerome と読んでくれれば良いし,フランス語の得意な人は Jérémie と読んでくれれば良いし, ドイツ語の得意な人は Jeremias と読んでくれれば良いし,ヘブライ語の得意な人は Jeremiah と読んでくれれば良いし,その他各民族の訛りで勝手に読んでくれれば良い.私自身もイングランド人 Jeremy Bentham にあやかりたく思って,そこから名をもらった.字でどう書いてあっても各民族の音で読んで良いというのは,ラテン語・漢文が世界語だった時代に達成されていた知恵のはずだが,近年は実践されていない.「孔子」「論語」「釜山」「李承晩」「胡志明」は日本語を母語とする者はコウシ・ロンゴ・フザン・リショウバン・コシメイと読んで良いはずだと私は思っている.

Ieremius などと名乗っていたら西洋かぶれの馬鹿と評されることは避けられないだろう.だが,私の倫理観では,機械にできることを人間にやらせるのは絶対悪であり,絶対悪を避けるためのことは,余人からどう評されても断じて行うべきことだ.民族語の人名を記憶することは機械の方がよほど上手にできることであり,断然廃すべきだと思う.

[ 共和暦 8 月 5 日 6 時 17 分 ]

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