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文系醫學生の記録

北海道大學醫學科學生井上大輔が書いてゐます.

出費家と守費家の對話

金錢を出すときは費用と便益を比較して出すか出さないか決めるのが當たり前だと思つてゐた.そして,費用と便益を聞く前から出さないと決めてしまふのは相手の主張を頭ごなしに否定することであり,やつてはいけないことだと思つてゐた.

しかし最近學んだ.金錢を出す話が來たら費用と便益を聞く前から「高い」「金錢がない」「拂へない」と主張して出費を囘避する流儀もあるやうだ.

私は金錢を稼ぐのも好きだし,金錢を使ふのも好きだ.つまり,自分の能力や才覺を活かして他の人のほしいものを作るのが好きだし,金錢を使つて生活を進歩させたり效率を改善したりするのが好きだ.しかし金錢を貯めるのは別に好きではない.貯めた金錢を使つてより大きな問題に取り組めるならば貯めるのもやぶさかではないが,貯めること自體に關心はない.

けれども世の中には,とにかく自分から出てゆく金錢を最小にしたい人がゐるやうだ.さういふ人に出費の話を持ちかけると,冒頭から「高い」「金錢がない」「拂へない」といふ答が返つて來るやうだ.さういふ場合でも,費用と便益を具體的に提示すれば檢討してくれることも多いやうだ.これからは冒頭から「高い」「金錢がない」「拂へない」と言はれたときも,對話を拒絕されたと絕望せずに冷靜に說明するやうにしたい.

[ 共和曆 225 年 1 月 28 日 6 時 24 分 ]

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