読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

文系醫學生の記録

北海道大學醫學科學生井上大輔が書いてゐます.

阪大名誉毀損訴訟に文部科學省の影が見える

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161130-00050123-yom-soci

阪大 ( 大阪大學 ) の學生が,ある教員が阪神が優勝したら無條件で單位をくれるらしい,との虚僞の内容をツイッターに投稿したとして,その教員がその學生に對して損害賠償を求め,裁判所がそれを認めた,といふ news があった.

私はいま北海道大學にゐる.ここで,大學に對する文部科學省の締めつけが近年強くなつてゐるのをよく感じる.教員も職員も,文部科學省の指針にはとにかく從はねばならぬといふ意味のことをよく口にする.特に出席調査と單位認定は文部科學省の言ふとほりの規準に從つてやらねばならないさうである.さもないと豫算が降りぬとか學科・講座がお取り潰しになるといつた現實的の不都合が生起するさうだ.

宮崎裁判官は「教授が正しい成績評価をしていないと思った人も一定数いたと考えられる」と指摘

と,參照先の記事にある.おそらくこれは,當該教員にとつて本當に不利益なのだらう.文部科學省から見て「正しい」成績評価をしてゐないとの風評が起これば,この教員の研究や出世に響くのだらう.

言論には言論で,笑ひには笑ひで對抗すべきである. Internet の發達していなかつた時代では,名譽毀損がひとたび起こるとなかなかその效果を消せなかつただらうが,現代では,反論することによりかなりの效果を減弱できるはづである.表現を萎縮させるやうな法的措置は減らすべきであり,大學といふ場では特にさうだ.

私は今囘の訴訟に抗議する.文部科學省の締めつけがその土壤となつてゐると考へるので,それにも抗議する.

[ 共和暦 225 年 3 月 11 日 6 時 20 分 ]

広告を非表示にする