文系醫學生の記録

北海道大學醫學科學生井上大輔が書いてゐます.

思想と技術

外に出ると,傘をほぼ水平に持つてぶんぶんと元氣に振つて歩いてゐる人がゐる.當たりさうで危ない.

思ふに思想を學ばずに世界で生きるのは,これと同じくらい他者を害しかねない危險行爲である.

丸腰で荒野に出たら,間もなくして獸に食ひ殺されてしまふだらう.

思ふに數學を知らず program も書けずに世界で生きるのは,これと同じくらい自身を傷めかねない危險行爲である.

なので,思想を學び,數學を知り program を書く道を選んで良かつたと思つてゐる.

さて私の弱みは,上の兩を,迷ひながら,だらだらやつてゐることである.最終的にかういふ route になるならば,もつと速く驅け拔けるべきだつた.

早く決心してゐれば,文學部と工學部をそれぞれ最短修業年限で卒業する,といふ路もあり得ただらう.私自身は留年を大したことだと思つてゐない.教員が決めた科目を教員が決めた順序で修得すれば留年せず卒業できる,決められた科目・決められた順序に違背すると留年する,といふだけのことだと思つてゐる.だが世間には留年した者の話は聞かない,留年してゐない者の話は聞く,といふ選好の人も多いやうだ.なので留年してゐるのは私の實務上の弱みと言へる.

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