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文系醫學生の記録

北海道大學醫學科學生井上大輔が書いてゐます.

圖書館に行つて未來が不安になつた.

今日は大學の文庫に行つて本を借りてきた.

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重かつた. 2 kg もある.大學の書籍が全て電子化されてそれを學生・教職員が自由に借り出せるやうになると良いと思ふ.さうなれば私の腰・膝の耐用年數も延びさうだ.

本は重い.こんな重いものを運搬・管理する人員を,今後の日本で確保できるのだらうか.圖書館にずらりと竝ぶ書棚を見て,そこに收められた書が全て手入れされず朽ちてゆくさまを想起して,怖くなつた.

「榮華を極めた我が祖國は

抱へた文化の重さに耐へ切れず

海の底に沈んでいつた」

なんてのは一見,詩情,それも日本人の大好きな短歌型の悲情があるやうだが,冷靜にならねばならない.それは最惡だ.日本が滅ぶといへども,出版大國・飜譯大國として生み出してきた大量の本は殘さねばならない.それが次代に果たす責任だらう.

日本では法整備の遲れがあつて本の電子化が捗つてゐない.早く始めないと時間切れになつてしまはないか心配だ.

今日は久しぶりに教養部の近くの方の圖書館に行つた.前回行つたときとは本の排列が大幅に變はつてゐた.動かすにも工數が要つたことだらう.豫算不足の北大でいつまでさういふことを續けられるだらうか.

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